- 理学療法士の時短給料でかなり引かれるのかな?
- 手当とかも引かれるの?
- 計算方法が知りたい!
出産などのライフステージの変化によって、時短勤務に切り替える理学療法士の方も多いですよね。
そこで気になるのは、お金の問題です。決して良いとは言えない理学療法士の給料がさらに少なくなると不安ですよね。
当記事では時短勤務中の妻がいる僕が、時短理学療法士の給料が下がるのか解説します。
記事の後半には、時短勤務で苦しいお財布事情を救う方法も紹介しています。今後時短勤務になる方はぜひ最後まで読んでください。
理学療法士の時短勤務の給料は下がる
結論、理学療法士が時短勤務を取得すると減給されます。以下に詳しく解説します。
給料は減る
マネーフォワードクラウド給与によると、時短の給料は以下の式となります。
時短勤務の基本給=フルタイムの基本給 × 時短労働時間 ÷ フルタイム労働時間
仮に基本給22万円で2時間時短申請をしたとして計算します。
時短の基本給=22万円×6時間÷8時間=16.5万円となります。
ここからさらに税金が引かれるので、実質手取りはさらに下がります。
就職する際は、給料の総額も大事だけど、「基本給」に着目することが大切です!
ボーナスも減る
ボーナスは国で支給が定められているわけではありません。そのためボーナスカットされることもあります。
ボーナスは以下の2つの規定で支給されます。
①基本給を基準にする
基本給22万円のPTが2時間時短を取って16.5万になった場合を想定します。
ボーナスが3カ月分とすると、基本給16.5万×3カ月=49.5万円となります。
②企業や個人の業績を重視する
この場合は時短をしたからという理由で減額されるのではなく、業績で判断されます。
理学療法士の場合、多くの職場が「①基本給を基準にする」ボーナス規定です。
ボーナスをたくさんもらうためには「基本給」が重要です。
残業は申請できる
時短勤務でも残業申請はできます。
残業代の一般的な計算方法は以下の通りです。
残業代=時間給×残業時間×割増率
※割増率は残業時間が月60時間以内は25%以上、月60時間を超えると50%以上となります。
仮に、時間給2,000円で5時間残業をしたと仮定します。
残業代=2,000円×5時間×1.25=12,500円となります。
時短勤務でも上記の計算式や割増率は変わりません。
「残業で保育園の迎えが遅れて延長料金がかかってしまった‥」
こんな経験がしたことがある方もいますよね。残業代は遠慮せず申請しましょう!
手当の減額は種類によって異なる
残業代以外の手当ては、その種類によって変わらないものと減額されるものに分かれます。
手当の種類 | |
時短で減る手当 | 精勤手当、交通手当(実費計算) |
時短でも減らない手当 | 家族手当、扶養手当、住宅手当 |
会社判断の手当 | 役職手当、資格手当 |
家族手当や住宅手当など、家庭手当てにあたるものは、時短で減額されるのが不適切とされています。
時短勤務は給料が増えにくい
時短勤務者は、残念ながら以下の理由により給料が上がりにくい現状があります。
- 昇進しにくい
- 昇格しにくい
それぞれ解説します。
昇進しにくい
理学療法業界では、時短勤務のスタッフは昇進しにくい傾向にあります。
でもね、私の職場で初めて時短スタッフが昇進しました!
妻の職場のように、時短が関係なく、能力によって昇進できる職場も増えていく可能性もありますよね。
時短勤務で昇進を目指す方は、前例があるか確認すると、その職場の方針が分かるかもしれません!
昇給しにくい
フルタイム勤務では毎年昇給していても、時短勤務になったら昇給しない職場もあります。
私は昇給しなかった経験があります!
育児介護休業法には「労働者が短時間勤務を選択したことを理由として解雇その他不利益な取り扱いをしてはなりません」と明記されています(育児介護休業法23条の2)
そのため、職場で昇給に値すると評価されれば昇給されるはずです。しかし、勤務時間が短いと、その業績が正当に評価されにくいという実情が存在します。
一生懸命働いてるから、時短勤務も評価される社会になって欲しいです!
時短勤務が可能な職場の探し方
結論、転職サイトに登録して探す方法がオススメです!
レバウェルリハビリを例に取って、時短勤務ができる職場を探す方法を紹介しますね。
「条件・特徴で検索」→「勤務形態」へ進むと時短勤務できる職場を探せます↓
レバウェルリハビリは無料でキャリアアドバイザーのサポートを受けられます。自分では相談しにくい勤務時間や給与面も交渉してくれます。
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公式
実際に僕が登録してみて良かった転職サイトをまとめた記事もあるので、参考にしていただければ嬉しいです。
時短勤務でお財布事情が苦くても乗り切る方法
我が家が主に取り組んでいるのは家計管理と投資です!
家計管理
毎月の固定費で削減できるものはあるか検討します。
- 保険関係(貯蓄型保険、年金保険)の解約
- 携帯代→格安スマホへ
- コンタクト→眼鏡生活へ
- 使わないサブスクの解約
中でも毎月の保険料はかなり掛けていたので、解約することで家計負担はかなり減りました。
生活の質を落とさず削減できる家計費って割と多いですよね。
我が家では今後住宅ローンも見直そうと考えています。
ぜひ時短で収入が減ってしまった方も、余計な出費がないか一度確認してみてください♪
投資
我が家では、保険に掛けていたお金を投資に回しています。
「投資ってお金を失うリスクがあるんじゃないの?」
こう思う方もいますよね。
投資の世界に絶対はないので、そのリスクは受け入れる必要があります。
しかし、過去の実績ではインデックスファンドの超長期投資であれば増えていく可能性が高いのもまた事実です。
運よくコロナ前から始めたから今のところは順調です♪
少しずつ投資をしていくのも、経済対策の一つです!
時短勤務の給料事情Q&A
- 理学療法士の給料が低いのはなぜですか?
-
医療費の縮小と、診療報酬が時間単価なので給料が上がりにくいことが問題点として挙がります。
- 生活できないレベルまで可能性はありますか?
-
元々の生活水準によりますが、生活費は節約する必要がある家庭も存在します。地域や家族状況によっても支出は異なるためです。
まとめ
今回の記事では、時短理学療法士の給料は下がるか紹介しました。
結論、毎月の給料やボーナスは減給されます。
時短勤務の基本給=所定労働時間の基本給 × 時短労働時間 ÷ 所定労働時間
仮に2時間時短を取る場合、理学療法業界の基本給は20~25万円が多いので、5万~6.25万減給されるということになります。
さらに時短職員は昇進・昇給のしにくい職場があるということも事実です。
しかし、時短勤務は子供との時間やプライベート時間を確保するには最適な手段です。
お金の不安を少しでも減らせるよう家計管理など今日からできる対策をぜひ進めてくださいね♪
最後になりますが、理学療法士の時短勤務の大変さや、子育てと両立する方法を紹介している記事もあるので参照して頂ければ幸いです。
今回の記事が理学療法士の時短給料に不安を抱えている方の参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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