- 理学療法士ってオワコンなの?
- オワコンと言われる理由を教えて
- 理学療法士に明るい未来はないのかな?
オワコンとは、「終わったコンテンツ」の略のことをいいます。理学療法士は一部で「オワコン」とささやかれることがあります。
そこで当記事では、理学療法士歴10年以上の僕が、理学療法士がオワコンと言われる理由を解説します。
理学療法士がオワコンと言われる理由を理解することで、自分自身がオワコンにならない方法を学べます。
理学療法士としての未来に不安を抱えている方は、ぜひ最後まで読んでください。
理学療法士がオワコンと言われる7つの理由
理学療法士がオワコンと言われる理由は以下の通りです。
それぞれ紹介します。
人数が増えすぎ
ここ約10年、理学療法士の人数は急速に増加しています。
2013年は約11万人だったのが、2023年には約21万人に増加しています。
10年で倍増しています。
人数が増えすぎると、希少価値はどんどん減少しますよね。
これが、理学療法士は「オワコン」と言われる一因となっています。
給料が低い
理学療法士の平均年収は約430万円です。全産業と比較しても低いし、医療業界全体でも年収が低いです。
最近のインフレにより、理学療法士の給料だけでは生活が苦しくなる一方です。
お金の面ではオワコンと言われても仕方ありません。
以下の記事でPTが1,000万円稼ぐ方法を考察しているので、参考にしていただけると嬉しいです
介護職のような扱いを受ける
理学療法士は機能を構築して動作を改善させる専門家です。しかし、最近は介護職と似たような仕事を依頼されることが増えています。
例えば、オムツ交換や入浴介助を理学療法士が行っている職場もあります。
本来の理学療法士の仕事とは違うことやらなくてはいけない状況をみると、理学療法士の価値が下がっているように感じます。
実習が楽すぎて即戦力になりにくい
一昔前の実習は寝る間がないくらいレポート作成に追われていました。
決してそのことが良いとは言えませんが、実習で苦労した分、知識・技術に加え、社会性が身についた状態の新人が多かったです。
今では実習形態も変わり、バイザーが多くの助言を与え、レポート作成の義務もなくなったので、自分で問題解決する能力が乏しい状態で入職するスタッフも多いです。
学生の質という意味では下降傾向にあるかもしれません。
素晴らしい新人も多々いるので、その点誤解ないようにお願いします。
怪しい研修会も増えている
理学療法士の人口が増えるに従い、研修会を行う講師も増えています。
しかし、「この講師の実績はなにかあるの?」という方もチラホラみられます。
しかも高額な研修費を取っている人もいますよね。
怪しい研修が増えることは、その業界にとって良いものではありません。
研修会に申し込む時は、講師の実績は必ず確認しましょう!
理学療法協会が最近の若者に厳しい(節がある)
理学療法士協会の文書には以下の記載があります。
【肯定的特徴】
素直な面がある、要領が良い、鋭い感性を持っている
臨床実習教育の手引き
【否定的特徴】
・保守化がすすみ、安定状態を求め、自己防衛的
・保守化しているため、パイオニア精神に乏しい
・ストレスに弱く、レポートや実習など負荷がかかるような場面を耐えることができず、すぐ休んだりする
・他者との均質化を求める、主体性がなく、向上心に欠ける
・性格的に淡白、すぐあきらめる
・他者との人間関係が希薄、他人に対する配慮に欠ける
・礼儀に失することが多く、自分本位である
・気遣いのいらない小集団に身を置き最低限孤独ではない状態を維持する
・不特定多数の相手に言語化して常にきちんと自分の意思を伝える必要もないため自己主張することもない
・就職も何がやりたいというものもなく、ただ地元を志向する
否定的な特徴が多すぎ!
文章からは、若者に対し冷たい視線を感じますよね(勘違いであってほしい)
理学療法士協会としても、若者に対する教育方針に悩んでいるのかもしれませんね。
他の職種に転職する人もいる
理学療法士を「オワコン」と考えたのかは定かではありませんが、他の職種に転職する方もいます。
実際に僕の周りでも、トラック運転手や雑誌編集者、飲食関係に転職した方がいます。
これは、理学療法士の魅力が以前に比べて感じられなくなっていることを示しているかもしれません。
関連記事:【やめてよかった?】理学療法士からの転職をした方10名にアンケート調査
理学療法士はオワコンではない理由5つの理由
僕は理学療法士はオワコンとは言い切れないと考えています。理由は以下の通りです。
やりがいがある
理学療法士は責任が重い分、やりがいを感じれる仕事です。特に患者さんが退院する時や、うまく歩けた時の達成感は他では味わえません。
こんなに人から喜ばれることは他の仕事ではあまりないですよね。
年収は低めかもしれませんが、そのやりがいは非常に大きいです。
誰でも年収600万円を達成できる
全産業で年収600万円を超えている給与所得者は23%です(国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」)
「理学療法士は給料が低い」と上述しましたが、実は誰でも年収600万円を目指すことができます。
理由は、理学療法士の中には高年収の職場も存在するからです。
例えば、共済関係の病院では30代で年収600万円は珍しくないですし、訪問リハビリでもインセンティブを含めれば年収600万を目指すことは可能です。
要は働き方自体で自分の年収を伸ばせるのが理学療法士です。
頑張れば年収1,000万円も夢じゃない
理学療法士として年収1000万円稼ぐのも決して夢ではありません!
そのためには、雇われる側から雇う側へ変わる必要があります。
例えば、整体院の開業やデイケアの立ち上げなどが挙げられます。
リスクを背負う覚悟が求められます。
関連記事:【不可能?】理学療法士が1000万円稼ぐための具体的なステップを紹介!
国家資格に守られている安心感
理学療法士は国家資格なので、日本全国どこでも働けるし、一度やめたとしてもまた戻ることができます。
僕も一年ワーホリに行ってフリーターになったけど、すぐに復職できました。
他のことに挑戦しても、また戻ってこれるという安心感があるのはメリットです。
働き方を変えやすい
理学療法士としての経験を積むうちに、興味関心の強い分野が見つかることが多いです。
そのような状況で働き方を自由に変えられるのが、理学療法士の魅力の一つです。
一般企業では、新しい会社で仕事を一から覚えなければなりませんが、理学療法士は経験を活かすことで転職先でも適応しやすいです。
転職を通じて、自分に合った働き方を選べるのも、理学療法士のメリットです。
オワコン理学療法士にならないための方法
オワコン理学療法士にならないために、「理学療法士の勝ち組を教えてください」という内容のアンケート調査をクラウドワークスにて行いました。
関連記事:20人に聞いた!理学療法士の勝ち組とは?定義から勝ち方まで解説!
結論、勝ち組の理学療法士の条件は「高年収」と回答する方が全体の8割を占めました。
理学療法士が高年収を稼ぐには以下の方法があります。
- 転職
- 独立・開業
- 講師
この中で一番簡単で早い方法が転職です。
転職サイトに登録すると、専門のアドバイザーが希望年収に沿って求人を検索してくれます。
勝ち組の仲間入りして、オワコンと言われないようにしよう!
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まとめ:理学療法士はオワコンとは言い切れない!良い点にも着目しよう
今回の記事では理学療法士がオワコンと言われる理由を解説しました。
理学療法士は人数が多く希少価値が薄れ、年収も上がりにくくオワコン扱いされることがあります。
一方で仕事のやりがいを感じることが多いのもまた事実です。
一番良い方法は、高年収の職場でやりがいを持って働くことです。
そのためには転職や独立などの方法で年収を上げることが求められます。
「理学療法士はもうオワコンだから‥」と諦めず、勝ち組に入れるよう一緒に頑張りましょう!
今回の記事があなたの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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