- 面接試験が不安・・・
- 何が聞かれるか知りたい!
- 答えの例文を教えて!
理学療法士の就職試験では、特に面接で良い印象を与えることが合格へのカギとなります。
しかし、面接の経験が乏しいと、どんなことが聞かれるのか分からず不安ですよね。
そこで今回の記事では転職経験3回・合格率100%の僕が、面接で聞かれたことと、その回答例を紹介します。
面接の準備をしっかり行いたい方はぜひ最後まで読んで下さい。
確認必須!面接前に病院・施設の情報を知っておこう
いざ面接に向かう前に、病院や施設の情報を確認することは大切です。
そこで、「どんな情報を知れば良いの?」ということが分からない方もいますよね。
そこで、面接前に入手しておきたい施設情報を紹介します。
対象疾患などの患者層
転職先では、どんな対象疾患が多いのか事前に確認しておくのは大切です。
面接では「貴院ではこういった疾患の患者様が多く、私自身その分野での知見を深めたいと考えている」と、やりたいことと対象疾患がマッチしていることをアピールできます。
僕は対象疾患に加え、平均年齢や平均在院日数も確認しています。
平均年齢が高いと積極的なリハが難しかったり、在院日数が少ないと、機能より能力面を伸ばすことをメインに考える職場なのかな?といった感じで働いた後をイメージします。
面接でも対象疾患以外も考慮して志望したことはアピールにつながります。
病院の特徴
急性期・回復期など、病期を確認しておくことも重要です。
病期で入院目的が違うし、リハビリで重視するポイントも変わります。
また、リハビリ科としてのビジョンも確認することがオススメです。
例えば「今後介護保険分野の開設予定はあるのか?」、「ICUが稼働するのか?」などです。
将来的なビジョンに共感できたのなら、面接の志望理由に組み込むことが大切です。
欲しい人材
転職先がどんな人材を欲しているのか考えることも大切です。
特に、新病棟の立ち上げや、新たなプロジェクトを進める病院では、どんな人材が求められているか考える必要があります。
例えば、地域包括ケア病棟を立ち上げる病院では、在宅復帰に関わった経験がアピールになりますし、新たなプロジェクトとして心臓リハビリに力を入れていく病院であれば、保有資格をアピールする、といった感じです。
面接官に「あなたが求めている人材は私が適任です」とアピールしましょう。
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理学療法士の面接でよくある質問と答え方-自分について-
自己紹介と自己PRをお願いします
面接では、最初に「自己紹介や自己PRをお願いします」と言われることがあります。
自己紹介と自己PRの違いがよく分かりません。
こんな方のために、以下にこの2つの違いを紹介します。
自己紹介
自己紹介は、名前・勤め先・簡単な背景などを紹介します。
相手に自分を知ってもらうことで、面接をスムーズに始めるきっかけにします。
初めまして、私は山田太郎と申します。〇〇病院に所属しており、現在は病棟の責任者を務めています。
自己PR
自己PRは、スキル・経験・成果をアピールする場です。
熱意を前面に出し、面接官の印象に残るように心がけることがポイントです。
初めまして、山田太郎と申します。過去5年間、回復期病院で働きました。特に運動器に興味があり、専門理学療法士の資格を取得しました。この経験を活かし、貴院にも貢献できると確信しております。
長所・短所を教えてください
長所はプラス面なので伝えやすいですが、短所はマイナス面なので、「こんなこと言ったら悪い印象を持たれるかも‥」と不安になりますよね。
そこで考えたいポイントは“短所も長所になるように伝える”です。
僕の方法をお伝えすると、長所は「集中力がある」と伝え、短所で「集中しすぎて周りが見えなくなることがある」と伝えています。
その上で、「一つの物事だけ集中するのではなく、周りの状況も確認するように心がけている」とポジティブな取り組みをしていることを伝えています。
短所の裏返しが長所だったりするので、両者を組み合わせてうまくアピールしましょう
理学療法士として将来の夢はなんですか
今までの経験を経て、どんな理学療法士を目指しているのかを伝えます。
ポイントとしては、転職することが理想の理学療法士に近付くということをアピールすることです。
例えば回復期への転職を考えてみます。
「臨床経験を重ねて、自宅復帰には家族のサポートが大切と学びました。今後は家族とも多く関わる回復期で勉強し、家族の心理的負担も支えられる理学療法士になりたいです」のように伝えると効果的です。
“患者様に役立つ”みたいに誰でも言えることではなく、あなただからこそ目指せる目標を伝えよう。
理学療法士の面接でよくある質問と答え方-前職について-
前職ではどんな経験をしましたか
前職の経験が、職場にどう生かせるか採用担当者としては知りたいものです。
ポイントは、前職の経験から生まれたあなたの強みと、応募先で求めている人材がつながる説明をすることです。
例として、内部疾患専門病院への転職を考えてみます。
「前職では心臓疾患の患者様のリハビリ内容に戸惑いました。そこで、心臓リハビリテーション指導士の資格を取得し、知識の向上に努めました」と述べると好印象です。
ぶつかった壁を破る努力ができる人材とアピールすることができます。
前職を退職する理由を教えてください
これと似た質問で「前の職場で嫌だと思ったことを教えてください」と聞かれたこともあります。
ここで大切なことは“ポジティブな理由”を伝えることです。
例えば、“この分野の理解を深めたいと思った”、“在宅生活の支援をしたいから”などです。
マイナスな理由だと、うちに就職しても同様な理由で退職されるかもと思われるかもしれません
理学療法士の面接でよくある質問と答え方-転職先について-
転職理由と志望動機を教えてください
転職の理由は、正直かつ前向きに説明することが重要です。
ポイントは、臨床経験を積み重ねた結果、興味のある分野が生まれて転職に至ったと説明すること。
例えば、「ボバースの勉強を行い中枢疾患に興味があります。そのため、脳疾患患者が多い貴院への転職を希望しました」のように伝えると、前向きな転職理由を伝えることができます。
臨床のモチベーションが高いこともアピールしよう。
志望動機については以下の記事で詳しく説明しているので、読んで頂けると嬉しいです。
>>理学療法士の転職!履歴書の志望動機の書き方を解説!例文も紹介。
逆質問はありますか
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
ここで質問することで、職場に興味があるアピールに繋がります。
僕は「リハビリテーション科で特に力を入れて取り組んでいるテーマはありますか?」と質問したことがあります。
その答えが分かれば、入職までの期間で勉強して穴を埋められると考えたからです。
気になることがない場合は無理に質問しなくても大丈夫です。
あなたがうちに入職することで、病院にとってどんなメリットがありますか?
入職することで病院側にとってどんなメリットがあるか聞かれることもあります。
ここで大事なポイントは、前職で自分が成し遂げたことをアピールすることです。
例えば前職で病棟リーダーをしていた場合、経験を活かして組織構築に役立つことができると答えられますし、学会発表の経験があれば、転職後も積極的に学会発表を行うことで病院の認知を高められると伝えられます。
つまり、転職活動前に自分の強みってなんだろう?ってことを一度考えてみることが大切です。
他の受験者が答えられていなかった質問集
僕はグループ面接を受けたことがあります。
その中で、他の受験者がうまく答えられなかった質問を紹介します。
他にも総合病院はありますけど、どうしてうちの病院が希望なのですか?
その病院ではないといけない理由を説明する必要があります。
対策としては、見学の際に、リハビリテーション科で特に力を入れていることを質問することです。
これを聞いておくことで、その病院ならではの特徴を一つ手に入れられます。
回答の例としては、
「見学の際に特に〇〇に力を入れて取り組んでいるという話を伺ったので、私自身非常に興味のある分野なので転職を希望しました」
こう答えると、他の病院ではなく貴院が良いんだという思いが伝わります。
リハビリ拒否の患者やモチベーションの低い患者にあなたはどう接しますか?
臨床での問題解決能力を問われている質問ですよね。
実際にこのような問題を解決したことがあれば、そのエピソードを伝えれば大丈夫です。
もし拒否の問題を解決したことがない場合は、
「こういった方法でアプローチしていますが、まだ完全に改善した経験はありません。今後も取り組むべき課題と感じています」
このように問題解決に向け努力している過程を説明することで、良い印象を与えることができます。
面接前の心の落ち着かせ方
面接前になると凄い緊張しやすい方もいますよね。
そこで、面接合格率100%の僕が行っている心の落ち着かせ方を紹介します。
丸暗記しない
僕は、面接対策をするときに文章にはしません。
その理由は、丸暗記すると文章を読んでいるように聞こえてしまうからです。
文章を丸暗記すると「面接中、忘れたらどうしよう」と不安にもなりますよね。
伝えたいポイントを箇条書きにしておけば、他の質問が来たときにも、応用して使うこともできます。
「素」の自分を心がける
面接中にかしこまりすぎないことも心がけています。
面接中に笑顔になることもあるし、身振り手振りで表現することもあります。
もちろん、完全な「素」ではいられませんが、平常心でいることを心がけることで、自分に素直な回答をすることに繋がります。
これだけ練習したんだと振り返る
本番で結果を出すために大切なのは練習の量です。
面接前に「これだけ頑張ったから大丈夫」と自分に言い聞かせることで意外と落ちつくものですよ。
面接練習やアドバイスが欲しい方は転職サイトを利用する方法があります。
転職エージェントに登録すると、転職の専門家から直接アドバイスがもらえたり、実際の模擬練習を行ってくれます。
「面接は緊張します」という方は、ぜひ転職エージェントを確認してみてください。
以下の記事でオススメの転職サイトをまとめたので、参考にしていただければ幸いです。
絶対守るべき面接のマナー
服装や身だしなみ
面接における第一印象は非常に重要です。
男性であればスーツにネクタイ、女性であればビジネススーツやきちんとしたブラウスとスカートなど、清潔感のある服装を心がけましょう。
髪はきれいに整え、髭もキチンと剃ります。
面接中は背筋を伸ばして、綺麗な姿勢でのぞみましょう!
PTなら綺麗な姿勢は取れるはず!
時間の守り方
当たり前ですが、遅刻は厳禁です。
試験会場には遅くとも10分前には到着しておくのがオススメです。
電車の遅延も怖いから、最寄駅には早く着くようにスケジューリングしよう。
万が一、遅れそうになる場合は必ず事前に連絡を入れることが重要です。
コミュニケーションの取り方
予期せぬ質問が来た時に小声にでしどろもどろしてしまい、目線が面接官からズレてしまう受験者をみたことがあります。
こうなると印象は良くないですよね。
答えに自信がなくても、ハッキリと面接官の目を見て答える方が良い印象を与えます。
自身がない時ほど、あえて声を大きく!
まとめ
今回の記事では理学療法士の面接でよく聞かれる質問について紹介しました。
うまく回答するコツとしては、箇条書きで考えをまとめることです。
文章で暗記すると読んでいる印象を与えたり、忘れたらどうしようと不安になるのでオススメできません。
面接の不安が強いという方は転職サイトに登録すると専門のアドバイザーから指導を受けることができます。
全て無料で利用できるので興味のある方は確認してみてくださいね。
今回に記事が面接対策に悩む方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Have a good job change♬
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